
カズハです。今回は都美術館での高校卒業制作展が中止になり、お披露目できなかった作品のお話をしたいと思います。
制作のきっかけはミオスで海外の女優さんを油絵で描いたことでした。思いの外上手く描けたことから卒制でも人を描きたいという気持ちが湧いてきたのと、小原先生から「人物を描いたら?」と言っていただいたことから、絶対に人を描くぞ!と心に決めていました。しかし「描きたい!」という想いだけでは作品は作れません。そこで様々な人が集まる渋谷が何かヒントになるのではないかと思い、カフェの窓際で人間観察をするようになりました。
外国人観光客、サラリーマン、バンドをやっていそうな人…様々な人が私の前を通り過ぎていきましたが、やはり女子高校生が多いと感じました。可愛い女子高校生が多いなぁと眺めていたのですが、「皆可愛いということは皆同じ顔なのでは」ということに気付き、「誰かが決めた『可愛い』に女子高校生は洗脳され、メイクで理想の顔に近づこうとしている」と考え、そこから計画書を作成することにしました。
渋谷の街にいる3人はそれぞれ違う学校に通う女子高校生。なのに髪型も顔も一緒。ピンクの丸は女の子の可愛さの象徴で、それが渋谷の街を漂っている様子を表しました。
サイズはF100号(縦が約160cm)、キャンバスではなく木製パネルに油彩で描きました。
作品を作る上で注意したことは、顔を可愛くしすぎないこと、ポーズをバラバラにすることです。ただ、このような大きな作品を描いたのは初めてで、想像していた完成図とかなり違ってしまったため、きちんとした試作を作るなど、もう少し計画を練ってから挑めば良かったと反省しています。この経験を今後、美大での作品制作に活かしていけたらと思っています。