
麻場 油彩
あっという間に年末、もうすぐお正月です!岩田です。
今回ご紹介するのは、土曜午前クラスの麻場さんの油彩です。
アフリカかどこかの風景を元に、実際のそれとは少しづつ構成を変えながら画面を作り上げていきました。
近年は、描く力が確実についてきているからこそ、色々なモチーフを描いてみたいという欲もどんどん増していらっしゃると思います。
特に風景を得意とする方ですが、今回のような自動車を主役に見立てて描くのは珍しいかもしれません。
第三国で良く走っているような、こうした少しヘタっている車の描きっぷりもどこか軽やかでカッコ良いです。錆びたホイールなんかも味がありますね。
ヤシのように高い木に囲まれた異国の風景、青い空、灼熱の下にいるような感覚を画面に置かれた色合いからも感じ取ることができます。
得てして無機質なものになってしまいそうな砂地の色、正面の山の色さえも、非常に豊かな色彩を放っています。
モチーフ個々に拘り過ぎず、その空気感をとても大事にされている印象を持つ麻場さんの作品、更なる進化を続けていくでしょう。


















