
箕輪 岩絵具 / 日本画
本日は、土曜日午前クラスの箕輪さんの作品をご紹介します。
土曜クラスの方々は、夏に何名かが揃って日本画をスタート。皆さん、最初は慣れない材料や描画法に戸惑いなどもありましたが、岩絵具の特質を徐々に把握しながら面白い作品を制作されていきました。
箕輪さんは朝顔をモチーフにされました。濃淡を活かした背景に紺色の花が映えています。ツルもバランス良く配され、そうした構図取りにも箕輪さん独自のセンスが感じられます。
何枚かある葉に強弱をつけて描き分けている分、それに伴いツルの中にも背景に溶け込むところやそれとは逆にコントラストをつけるところを作り、前後関係を明瞭にしても良かったでしょう。
平面上に3次元的仮想空間を構築するには、一方向から差している光を設定することがキーポイントです。以前私が行った勉強会でも花単体を描く時に光の設定の話をしましたが、今回のようなツルを描く上でも大変重要な事柄なのです。
そういう意味では、箕輪さんが現在取り組んでいる石膏デッサンは、ものに光がどのように当たっていて、それによってものがどのように見えるかを観察する良い機会です。「光」を意識し対象を観察しましょう。
Unknown
岩田先生、講評ありがとうございます。
今度はもっと光を意識して描けるようにがんばります!
楽しみにしてます。
箕輪さん、コメントを頂き有難うございます。
今回描いている石膏デッサンのように、自由に想定をする作品に於いても、光を含め全体感を意識し描いていって下さい。