透明水彩でリンゴを描く

大竹です。8月2日(木)に行われた、中高生対象のワークショップ『透明水彩で描く写実画』のご紹介です!実物をリンゴを見ながらリアルに描くというもので、いつもは個人でそれぞれ自由に違うものを製作をしている学生達も、この日は学校の授業のように全員が同じ題材に取り組みました。

透明水彩という、発色が美しく、塗り重ねが上手くいく絵の具を使って制作しました。果物の形は花びらの枚数で違いが出ます。リンゴは花びらが5枚あるので、上から見ると五角形の形をしています。更にリンゴによって形は違うので、綺麗な真ん丸に描くのではなく、微妙な歪みを捉えられるように指導しました。
また果物を透明水彩で着彩する時のコツは、熟して色づく前の色から塗ることです。まずはじめに黄色やオレンジを薄く塗り、乾いた上から熟した赤色を少しずつ何度ものせていきます。

 そうして出来上がったリンゴ達がこちら!

リンゴの色のムラや模様もじっくりと観察し、細い筆で線を重ねるように塗っています。それによってリンゴの身がギュッと詰まった感じが伝わってきますね。透明水彩は乾くと下の色が透けて影響してくるので、何度も塗り重ねて深みを出す事ができます。リンゴの赤を引き立たせる為に影の色は青色にしました。それにより少し大人っぽい印象に仕上がりましたね。リンゴ以外の物にも、影には黒だけではなく青色を使うとお洒落に見えたり画面が鮮やかになるので、一つのポイントとして覚えておくと良いでしょう。そして最後にツヤや反射光を白で入れる事により、瑞々しさと立体感が出てきます。

皆集中して取り組んでいたので、2時間で描いたとは思えないほどの仕上がりになりました。今回のモチーフは静物でしたが、透明水彩は風景画も楽しいので興味を持ったら是非色々と描いてみて欲しいですね!