
どうも、菅原です!
突然ですが、7月からの就職が決まり、私は講師として3年9ヶ月お世話になったアトリエミオスを退職させて頂くことになりました。
生徒時代から数えると、ミオスには10年近くお世話になっています。
きっかけは小学生の時に見た、窓ガラスの「体験無料」の文字でした。私は昔から絵を描くことが好きで、ミオスに行きたいと母親に懇願し通わせてもらうことになったのですが「アトリエにはうめぇやつがイッペェいるんだろうな~!ワクワク!」みたいな気持ちで通い始めたら、ヤバイ髪の色の先生が居るし、まともそうなノリ先生は小2男子と盛り上がってるし、なんだこの騒々しさは…!と衝撃を受けたのを覚えています。
毎回油絵は意味わかんないし、デッサンはどれだけ塗ってもOKくれないし、私はクレヨンが大嫌いなのにすぐクレヨン使わせるし、よく使うトイレットペーパーの芯は切るの硬いし、何より授業終わりに必ず行う掃除が本気で大嫌いでサボろうとすると一瞬でバレるのもクッソ~と思ったりして、本格的な絵の厳しさも知らせる一方で、先生たちは人間的な教育もしようとしてくれていたことが今になってわかりました。
中2からミオスを離れ、奇跡的な再会を経て、授業のお手伝いをさせて頂くようになり、先生たちの偉大さを知ることになりました。
面接で先生がお話しされていたことを未だに覚えています。それは、絵画教室であれど美術だけを教えるのではなく生徒が人間的に成長出来るように、生き易くなるよう貢献したいというお話でした。
何度も教えて頂いたのは、気遣いが大切だということ。見落とした仕事について「気付いていたのに敢えてやらなかったのは最悪、気付かなかったは論外」と評しているのを、身が締まる思いで聞いていました。
そして小原先生から「サービス精神が大事!」とも教えて頂きました。それはただ手取り足取り手伝ってあげることではなく、子ども同士が仲良くなり協力して作品を作りあげられるようさりげない気遣いとサービスで陰ながらサポートをし、あくまでも生徒が自力で達成できるような配慮をすることであったり、日々の気付きから察し求められたこと+αのサービスをするなど、相手に最善を尽くす精神を強く持ち続けることでした。
私はミオスで歴代一番怒られた講師なのでは?と思っています。
忘れられないのは、遠足でミスをしそうになり、先生方にお叱り頂いた帰り道、同期の講師と電車で「なんで私たちって1つできると1つ忘れるんだろうね…ロケット鉛筆に生まれたらよかったのに…」と2人で半泣き反省会したことです。(彼女とは今でも親友です)
怒られたということは、至らぬ私にそれだけ手をかけて頂いたということです。感謝してもしきれません。
それでもメゲずにチャレンジできたのは、先生方の真心と、かわいい生徒たちとのコミュニケーションのお陰でした。
本当に生徒は良い子たちばかりで驚きました!(先生というと金八先生のイメージだったのもあります笑)
集団をコントロールするのに思い悩んだり、生徒への課題決めで悩みまくったり、上手くやれないもどかしさで家で泣いたりしたことがありましたが、皆様のおかげで最後まで自分なりに授業に尽力することが出来ました。
7月からは、Webサービスのスタイリストアシスタントとして働きます。
美術とはあまり関係ありませんが、ずっと就きたかった業界なので、頑張ります!!
本当にありがとうございました!
心より感謝申し上げます。
菅原佳絵