しなやか且つ繊細。

坂本 水彩

毎度おなじみ岩田です。

本日は土曜午前クラスの坂本さん。油絵、水彩どちらも非常に良い感じの絵を描かれる方です。今回は水彩の作品、習作として小さい画面で様々なモチーフ描かれました(アジサイの絵は少し大きいです)。

以前ご紹介したのはこちらの猫の油絵実に一年振りでした!この猫の絵もまるで舞台を見ているかの様だと表現させて頂いたのですが坂本さんは、何といってもモチーフの切り取り方が絶妙。

本日ご紹介のアジサイの絵も元となる写真の構図が良いんですね〜。もちろん写真はご自身で撮影しています。このアジサイは隈取という筆で置いた色をぼかしながら進めて行きました。あまり緻密に対象を追い過ぎず、ふんわりとした雰囲気重視の絵となっています。

小さめの画面に描かれた3点の水彩もとても美しいですね。出来上がった絵を良く見ると木々のシルエットを描く時、貝を描く時、水面を描く時、反射的に筆の運びを変えているんです。そこが坂本さんが美しい絵を描ける秘訣のような気がします。
柔軟性というか臨機応変な姿勢というか、とにかく筆運びがとてもしなやかで繊細。尚且つ、透明水彩という画材に対して一切ビビッてない!!そんなところも坂本さんのとても良いところです。
これからも絵を描くことを心から楽しんで頂ければ嬉しいです。

小原個展のお知らせ

小原京美 『めぐりて たゆとう』 絹本・水彩・墨

残暑お見舞い申し上げます。本日は私、小原の個展のお知らせをさせて頂きます。

作家の多くは、魂に言い知れぬ虚無を抱いていると言われます。そのような虚無もしくは諸行無常感の世界を創出した絵画は、古くから見る者の精神にそっと浸透してきました。そのような感情を生活の根幹に据えては生きていけないことからの、憧れに近い感情故の共感ではないでしょうか。
澄み切った空虚さを、静かな世界として構築することは、まるで写経をするかのような穏やかな精神状態になるものです。見て頂く皆様にもそのような時間を共有して頂けたらと思い、今回の個展の作品を制作しました。
ぜひ多くの皆様にご高覧頂ければ幸いです。

2017年8月21日(月)~29日(火) AM11:00ーPM6:00 (日曜休廊/最終日4時終了)
あらかわ画廊(地図はこちら
〒104-0061 東京都中央区銀座1-10-19 銀座第一ビル3F  電話/FAX : 03-3566-5213(従来通り)
■有楽町線 銀座一丁目駅 出口10番11番より徒歩1分  ■銀座線 京橋駅 出口2番より徒歩2分
 ※あらかわ画廊は、京橋から銀座へ移転しました。

夏祭り!的屋気分で屋台作り

幼児対象のワークショップ4日目は、『夏祭り!的屋気分で屋台作り』でした。幼児ワークショップは、毎度のことですが、アトリエに来た瞬間からその日のテーマを存分に楽しんでもらおうと、先生たちの事前準備にも力が入ります!お祭りには欠かせない屋台さながらの、大道具や小道具作りにも余念がありません。半被・手ぬぐいを身に着け、お祭りのバックミュージックを流して、準備万端!

ミオス祭りは、「金魚すくい」「綿菓子」「クレープ」の3つの屋台が開店です。まずは、全員が各店の商品を作っていくのですが、みんな準備に大忙し!カラフルな金魚は、シールで作った目がポイント。目の位置で魚の表情が変わるので、それぞれ愛嬌があっていいですね!綿菓子作りは、ふわふわの綿を割りばしに上手く巻き付けられるかな?だんだん手つきが慣れて要領良くなってきました。クレープ作りは、焼き器の上に生地(色画用紙)を置いて、薄く伸ばしていく仕草が本格派。

商品が出揃ったところで、みんなお待ちかねの屋台ごっこの始まりです。お客さんはお金を握りしめて、どの屋台から行こうなかな、と品定め。的屋は、他の屋台に負けないように、「いらっしゃいませ~!」と大きな声でお客さんの呼び込み合戦。随分と威勢の良い声が飛び交って、夏祭りは盛り上がりました。金魚すくいでは、すくう時のコツも教えてくれるサービス付き!クレープは、特製のトロピカルソース付きです!ミオス屋台は、どの的屋もサービス精神旺盛で繁盛してます!お迎えにいらしたお母さん達にもお客さんになってもらい、さらにお祭り会場は熱気上昇でした。(Eri Ito)

*明日から17日まで夏季休業の為、ブログはしばらくお休みさせていただきます*

小学校受験 夏休みワークショップ報告

昨日から2日間、小学校受験ワークショップが4講座行われました。
年中対象では、『人物画(人体の基礎固め)』・『紙工作(円筒を多用した立つ動物)』
年長対象では、『行ってみたい所へ行く為の帽子制作』・『3人以上の人物を入れる構図』です。

年中さんは今回「細くて長い足でも立つキリン」を制作しました。一枚の画用紙から少しのゴミも出さずに、全員が安定した立ちポーズのキリンを制作することができました!
この時期、ハサミや糊などの道具の基本的な使い方や手先を使う能力をきちんと身に付けておく必要があります。
またそれだけではなく、作業中に机上整理をおこないながら制作できるか、お友達と一つの道具を仲良くシェアできるか、片付けはきちんとできるかは、その様子からどのような家庭生活を送っているか躾の一端をも見られています。
このような基本をきちんと身に付けた上で、綺麗で(少ない面積で)頑丈なセロテープの貼り方など、テクニックを磨いていくことが大切です。

絵画は頭・胴体・手足の長さを正確に知ることから始めました。アシスタントの菜々子先生の手足の模型で、実際の長さを客観的に見せると「キモチワルーイ」との声が!そうです、それこそが期待していた声。実際の手足は長すぎて気持ち悪い程なのです。(ですから子どもは手足を短く描きます。)
受験絵画で期待される人物の動きのあるポーズは、短い手足では表現できませんので、今回はここに重点を置きました。

年長さんの帽子作りでは、まず「どのような形でもいいので、頭に被れること」が最重要課題でしたが、なんと13人の参加者全てが難なくクリア!初めて参加したお子様も、できる子につられ見様見真似で被れる立体を1枚の紙から制作できました!
これに勢いを付けてみるみる個性的かつ立体的なアイテムがプラスされていきます。最初に行きたい場所を決めてそこで役に立つものや、行く為の手段などが一目で伝わる制作物を付けていきます。どの子も大変わかりやすくインパクトの強い帽子になりました。

制作は試験官による子どもへの質問があります。これは全ての受験生になされるのではなく、試験官が興味を惹く作品を(もしくはとても楽しそうに)制作している子どもに、「この飾りにはどういう意味があるの?」「これはとても綺麗な模様だけど何かな?」などと声を掛け、その子の表現したいことを掘り起こしてくれます。少々作りが雑でも、多少巧緻性が苦手に見えても、表現したいものがしっかりと語れることで、持っている資質や力を把握して頂けますが、まずは声を掛けてもらえなければ話になりません。作品に豊かな個性が備わっているかを判断して、声を掛ける選抜の材料としています。

絵画では短時間で多人数を描き切る為に、近景・中景・遠景にそれぞれ人物を配置するコツを覚えてもらいました。
・まず手前には見切れるように大きく自分を描く
・自分に重なるように中景の人物を少し小さく描く
・奥の人は一部が画面の外に隠れるようにする
試験では制限時間が設定されており、短い時間内で可能な限り状況を説明する為・他の子と差が付くクオリティにする為に、こういったテクニックを知ることは重要です。
しかし作品の内容・技術力も評価のポイントですが、創作中の態度や意欲も大事ですので、絵の題材のエピソードなどもきちんと話せるように導きました。

楽しい事は自然と積極的に取り組むことが出来ます。ご家庭での制作も、なんとなく「絵を描く」「工作をする」のではなく、作る過程においての言葉掛けを大切に、意欲を引き出していけると良いでしょう。
初めは稚拙で下手でも構いません。興味を見いだし一生懸命取り組むことを第一の目標とし、基礎力を身に付け、その中で様々な課題を見付けていきましょう。受験までに発想力・想像力を育み、浮かんだものを形にする力を磨き、完成度の高い作品を作り上げることを目指します。
この度は夏期講習にご参加頂きました51名の皆様、ありがとうございました。   小原

あなたの宝物は?

シュノ / 年中 クレヨン・水彩絵具 

小学校受験クラスとプライベートレッスンを担当している佐藤です。ブログではお久し振りです。
本日ご紹介するのは年中さんのシュノちゃんの作品ですが、アトリエで描いたこちらの作品、『おしえてたからもの』というテーマの夏のコンクールでなんと、川崎地区で最優秀賞を頂きました!(次は、全国へ進むそうです。)
シュノちゃんの一番の宝物は生まれたばかりの妹だそうです。妹さんは最高にキュートなモデルさんで、制作中もお母さまに抱っこされ、お姉ちゃんが絵を描く姿をニコニコと眺めていました。
出来上がった絵は、優しく抱っこしているお姉ちゃん(自分)の柔らかいまなざしが、見ているこちらまで温かい気持ちにさせてくれますね。元々色彩感覚の良いお子さんなので、幸せカラートーンの配色センスが素晴らしく、画面にいっぱいに広がる愛情が見事に伝ってきます。

今回は特別凝った技術を使った作品ではなく、主役を大きく、伝えたい感情を全面に押し出しましたので、そこが評価に繋がったのではないかと思います。そして何より「宝物が妹である」という、シュノちゃんの想いが伝わったのでしょう。
シュノちゃん、本当におめでとう!
授賞式には先生も参加したい位、誇らしく嬉しい気持ちでいっぱいです。
これからもお絵描きが大好きでいて下さい。また一緒にたくさん制作しようね。

学生ワークショップのご報告!

学生クラス 石膏デッサン講座

どうも幸介です!本日は先週開催された学生クラスのワークショップ、石膏デッサン講座のご報告をさせていただきます!!今回は初心者から経験者まで学生が21名参加。スタッフ4名体制で授業を行いました。
比較的涼しい日だったのにもかかわらず、やはり中高生20名以上だと酸欠になりますね…あまり学生だけでアトリエが満員になる機会は少ないので、なかなか新鮮でした。また、学生クラスはいつも各々が別の課題をやっているんですが、今回のように皆で一斉に同じモチーフを描くのも、刺激的な経験になったと思います。

まず最初に、石膏デッサンの概要や描き方、デッサンの基本などを小原先生が説明します。それを踏まえての制作となりました。大きく形を捉える、陰影を面で描く、細かなディテールは最初から追わないなど、初心者だけでなく小学生クラスからの持ち上がりの生徒達も、改めて説明を聞いて描き進めます。普段アトリエの学生クラスでは、こういった「講義」的な授業は無いので、それも面白かったんではないでしょうか。

今回の授業を踏まえて、そのまま石膏デッサンを描き続ける生徒もいます。今回の参加者には美術系への進学希望者も多かったように思います。このワークショップで伝えたことは、どの科のデッサンにも通用する基礎の部分でしたので、忘れないうちに反復練習をして、しっかりと身に付けてもらいたいです!

基本事項の確認。

佐藤 鉛筆
 
土曜日は私、岩田俊彦です。今回は土曜午前クラスの佐藤さんのデッサン。ご本人は、一般大学の男子学生です。
とにかくデッサン大好きの佐藤さんですが今回トライしたものは比較的オーソドックスなモチーフと言えます。とはいえこういった一見地味なモチーフこそ正確に描くことが難しいのですよ・・ほんとに。
今回は復習のつもりでこのモチーフに挑んだのですが同じモチーフでも一回目に描いた時より断然描けるようになっていますね!
 
同じ円柱形体でも立ってるホーローポットと寝てる積み木2種類を配置した訳ですがこの両者のかたちを正確に取ること、これ結構至難の技です。ポットは高さおよそ20cm、蓋のツマミから底に至るまでポイントとなる楕円が大小一体幾つ隠れているのでしょうか。上部のから下部に行くに従って、楕円の長軸に対しての短軸の長さが長くなっていくのですよね。
 
そして寝ている円柱。佐藤さんが描いている時も気を付けて下さいねとお伝えし、ご本人もかなり注意を払って形を取りましたがこのような場合、円柱の中心軸と楕円の長軸は90°、つまり直角の関係になるのです。こちらのデッサンでもそこは捉えていますね。又、ストライプの布が平面に敷かれている状態も自然で、綺麗な空間が出ています。
 
基本を徹底して学んでいきたい、そんな気持ちが表れている今回のデッサン。アトリエ以外でも時間を見つけてはコツコツとデッサンを積み重ねている佐藤さんに脱帽です。皆さんももう一度基本事項の確認を!

カンテラボランティア

大竹です。昨日に続いて、ワークショップのご報告第二弾です!(火を灯した後の写真は学生が撮影したので、ブレブレの写真しかなく申し訳ありません)
生憎の雨でしたが、たくさんのご参加ありがとうございました!小原先生によると、過去最高人数の入室だそうです。大半が小さな子ども達とはいえ、61名もよく入ったなぁと感動しました。
作業工程などの詳しい説明は昨日のカエ先生のブログにありますので、私は学生ボランティアの活躍や反省会の様子などをご報告させて頂きます。

ミオスの遠足やワークショップでは度々学生のボランティアが活躍してくれますが、今回も大活躍でした!右下の反省会の写真からも分かるように、講師の数よりもボランティアの学生の方が多いです。最年少はなんと小学6年生!しかし、その働きっぷりはカエ先生が感動し思わず涙を零しそうになるほど…。(そして「あと10年早く生まれててくれれば絶対彼氏にしたのに…」と惜しませるほど…。)手が空いた時もボーッとせず、困ってる子はいないかと常に気を配っていてくれたので、誰も失敗したり遅れたりする事なくカンテラとキャンドルを作る事ができました。
ボランティアが初めてという子も、最初は子供達とどう接すればよいか戸惑っている様子もありましたが、先生や経験済みのボランティア学生を参考にしてすぐ子供達と打ち解けていました。また、早くカンテラを作り終えてしまった子がいても放って置かず、かっこよくできたねえ〜!と声をかけ終始楽しませている様子も伺えました。こうした事に気付き、気配りができる学生は学校や部活動、アルバイトといった様々な場所で重宝されると思います。
そして片付けの後の反省会。「自分の担当の子以外にも、もっと声をかけてあげられればよかった」「どこまで手伝ったらよいか、見極めが難しかった。手伝いすぎたかもしれない」…と大人顔負けの意見や感想も出たりして、逆に先生の方から言う事がなくなってしまうほど。最後までしっかりとキメてくれました。
ボランティアのみなさん、ありがとうございました!是非、次回のワークショップもお手を貸して頂けたらと思います!!

最後に、雨天でアトリエ内制作となった為、たくさんのこぼれたキャンドルで教室の床がテカテカツルツル滑ります。本当に申し訳ございません。生徒の皆様、しばらくの間お気を付け下さい!

幻想的なカンテラパレード!

菅原です。 夏のワークショップ、カンテラ&キャンドル作りの様子をお伝えします!
お楽しみの屋外イベントだったのですが、この日は生憎の雨模様…。
しかし!雨だってなんのその、屋外以上に盛り上げる気合いで臨んで参りました!
内容としては、かき氷そっくりのキャンドルを作り(パレード中に一つは消えてなくなってしまうので、お土産用のキャンドルと2個製作)、自分でオリジナルのデコレーションをしたガラス製カンテラに、キャンドルを入れて夜の公園を探検するというもの!
まずかき氷キャンドル作りから。

ドロドロを通り過ぎサラサラ透明に溶かしたロウを紙コップにもらって、冷ましながらちょうどいい固さの時に一気に山の形にモリモリ盛っていくのですが、これがもたつくと一気に固まってしまうスピード勝負で、苦戦していました。
透明だったロウが冷めていくにつれ白く戻り、かき混ぜるとおかゆのようにドロドロになるのを見て、みんなびっくりしていました!
しかし、ぎゅうぎゅう詰めの大人数とコンロ強火でロウを溶かしまくる作業に、教室内は酸欠状態!キャンドル製のかき氷にカラフルなシロップ(もちろんこれもロウー緑のメロン味、赤いイチゴ味、青いブルーハワイ、黄色のレモン味)を掛ける頃には子ども達の興奮と熱気も加わり講師はフラフラですw

そしてカンテラのデコレーション!
貼って剥がせる新商品の透明ビニールシールで自由にデザイン。暗いところでの影も考えながら配置する頭脳派や、英語を貼るオシャレ派、四角を貼り続ける個性派などなど…各々さまざまな楽しいデコレーションを施していました。(何度でも貼って剥がせるので、カンテラに飽きたらビニール傘などにも貼りつけることが可能ですよ!)

完成してからは雨も上がっていたので、川沿いを散策をすることに。
作ったキャンドルを中に入れ、火をつけて…いざ出発!
ほんの20分程の散策でしたが、カンテラを持った45人(+中高生の学生ボランティア12人+スタッフ4名の総勢61名!)のパレードは人目を惹く一大イベントとなりました! 

最後にお詫びです。 悪天候の為、全ての工程を外行事として行うはずが狭い教室内の作業となってしまいました。ご見学をされたかった保護者様には退出を頂くことになり大変申し訳ございませんでした。

描く事だけが表現ではない

矢作 油彩 

子ども達のワークショップの裏方・看板や飾付け用の絵を描く係の山下です。今日は少し涼しいですが、最近蝉の声が聞こえ始め夏真っ盛りという感じですね。
さて、本日ご紹介するこちらの作品はF15号と少し大きめのサイズです。一目見てパッと明るい気分にさせてくれる、”ウキウキ”や”ワクワク”といった言葉がそのまま絵になったようですね。元となったのは1964年のソビエト連邦時代の『東欧州』という写真集から、ウィストゥラ川を手前にワルシャワ旧市街の多彩な建物の並ぶ正面を見据えたシーンを選ばれました。
集合した家々が中心となっていますが、周囲に木々を入れる事で自然の空気感を感じます。建物のような規則正しい形のものを描くと、どうしても絵がかたくなってしまい、息苦しくなってしまいがち。ですが、鮮やか色・広がる木々・フリーハンドで柔らかく直線を描く事で画面が活き活きとしています。植物の自然な色と建物の人工的な色を使い分けられているのも、とっても良いです!

そして一際目を惹く色鮮やかな家々。生活感が感じられ、活気のある声が今にも聞こえてきそうです。
人間を描いていないのにそのように感じるのは、窓の奥にはそれぞれに違った生活をしている人達がいるという事を想い、筆を進めたからでしょう。
一見、”自然の中に佇む活気だった家々”に着目しているようで、”その中で繰り広げられる人々の暮らし”という、抽象的なテーマも込められています。
人間やモノなど、具体的に目に見える物を描く事だけが表現ではないという事ですね!