
年長 小学校受験クラス授業中やプライベートレッスン、講習会で作った立体工作
成績優秀な子でも入試本番で緊張し実力を出せず不合格というケースは少なくないものですが、お母様が過保護気味な子にはそういった面が多く、危険を感じます。
小学校受験でどの学校でも求められるものは、旺盛な好奇心や人懐っこさであると思います。思考力を身につけておくことは大切ですが、なにより子どもらしさを失わないことが一番です。
どんな相手にも合わせられる寛容さを持ち、人を警戒しすぎず気軽に接することができる。かと言っていつも人の提案に乗っかるだけ、適当に相手に合わせるだけの受け身にはならない。(相手が例えプロの先生だとしても、反応が薄い子は一緒にいて楽しいと感じさせる力がないのでつまらないのです。)
目の前の事に夢中になり全身で楽しみ、積極的に周りの人に働きかけられる子は、試験にリラックスして挑めるのでやはり難関校に合格しています。
小学校受験の美術の試験では素晴らしい作品を作ることが一番の目的ではなく、こういったことが見られていますので、これから準備をされるご家庭では、まずは楽しく制作できる環境を作ってあげて下さい。
来年も「あんまり楽しくて試験だって知らなかったよ!」という台詞が聞けるよう、私たち自身も楽しめる授業にしていきたいと思っております。 小原