一気に寒くなり、急いで毛のコートを引っ張りだしました。今年は何だか秋が短かった気がしますね。
本日は水曜午前大人クラスより、長沼さんの油彩画をご紹介します。以前に額をつけた時にもご紹介しましたが、とうとう完成です!モネの睡蓮をイメージして描かれた今回の作品。長沼さんの求道心がこれでもかと発揮されました。水面の表現や花の発光するような色使いなど、一枚を描く中で素晴らしく力がついたことを証明しています。
水面の表現では、濁りに気をつけなくてはいけません。ハイライトの部分にもただ白を漫然とのせるのでは、透明感は表れないのです。白く見えるほど明るい部分もどのような色味で構成されているかを読み取り色を作り上げます。大変ですが色を作り上げた時の達成感もたまらないですよ!今回の作品でも、明るい所にのせたブルーなどとても綺麗ですよね。
葉も何度も色を重ねて、画面に瑞々しさを与えています。また、ペインティングナイフも使い、直線的なタッチも取り入れて画面に変化とアクセントを加えました。明るい黄緑などを抑え目にしダークトーンを葉の主体に使うことで、薄く色付く睡蓮の可憐さがより引き立っています。透けるように白い花弁の表現も力が入っていて、主題である花の美しさがこれでもかと伝わってきますね。水面への映り込みも素晴らしいです。
煮詰まった状態から、これで完成なのだろうか?と自身に何度も問いかけ、最後の仕上げまでに時間をかけた今回の作品。手を加える度に引き締まっていく過程もまた素晴らしかったんです。作品にじっくりと向き合い丁寧に作業したからこそ、こうまで美しい作品となったこと、とても嬉しく感じ入ってしまいます。長沼さん、お疲れ様でした!次回作にも期待が高まってしまいますね♪ 庄司でした。
