庄司です。先週、東京都美術館で開催されていた水墨画の公募展、『現水展』へ行ってきました。
水曜午前大人クラスの松岡さんの作品が新人賞を獲得したのです。
松岡さんはアトリエミオスでは日本画を描かれていますが、水墨画の教室にも通われています。
水墨画というとクラシカルな山水画をイメージされる方が多いのではないでしょうか?かくいう私もそうでした。しかし今回の公募展ではそんなイメージを吹き飛ばす、大胆な作品の嵐!(ギャラリーに過去の受賞作が掲載されています)技術ももちろんですが何よりもセンスを問われ、それがあからさまに反映されてしまうという挑戦しがいのある(そして恐ろしい)画材ではないでしょうか。描くたびに感覚が磨かれていきそうです。
松岡さんの作品はそんな会場内でも目をひいていました。この作品では中国北京の胡同(フートン、裏路地)の風景から、門叩きをピックアップして描かれたのですが、この構図が素晴らしいです!五十号一面にどんと配置するというのはかなり度胸のいることですが、それを上手く配置し描き上げる実力が伝わってきます。迫力の画面に静かな凄みがあらわれていました。古びた壁に門叩きの質感や立体感、和紙を揉んだり水で流したりと技法を駆使し、楽しんでいる情熱がまたたまらないです。
半日×3日ほどで描きあげたそうですが、本番に入る前に練習を何枚もして、それでも十枚は描きましたとおっしゃっていました。息を止めて描きあげるような水墨画、一枚をじっくり描く日本画、どちらもとても魅力的ですよね。松岡さんのますますのご活躍が楽しみです!
東京都美術館ではターナー展も開催中ですが、こちらも必見!水彩油彩それぞれのタッチや技法、何よりも光の鮮やかさはついつい唸ってしまうほどです。この秋もレッツ美術館!
