ベテランのこだわり

Suiroku

酒井です。昨日今日と、武蔵野美術大学はオープンキャンパスがありました。今年からムサビでは作品展示や公開講評の他にワークショップに力をいれていて、特にクラフト系を扱ううちの学科ではガラス工房でサンドブラスト、金工工房でアクセサリー作り、木工工房では箸作りなど、無料でいろんな工作が出来るのでなかなかの賑わいでした。近所に住んでいる方が子供連れで遊びに来たりもしていました!機会がありましたら是非、来年足を運んでみて下さい!

さて今日紹介するのは、水曜クラス5、6年生の油絵です。高学年ということで、やはりみんな形をとるのに慣れてきているなぁという印象です。どれもしっかりとモチーフの見える構図になっていて、果物の陰影などは特に、かなり暗い色をのせて自然で綺麗な立体感が出てきています。林檎や洋なしなどは静物で描かれるモチーフの中でもメジャーなものですが、だからこそ、それぞれの描き方の違いが見える部分だなと思います。同じ林檎でも、黒や緑系で濃い影を描きこんでいたり、また茶色や黄色系の色をのせていたりと、違いが見えますよね。

技術もさることながら、金属に写りこんだ色、暗い色の背景も一色で塗らずうっすら違う色を入れてみたり、鏡に映った自分を描きこんでみたり、ベテランだからこその挑戦、独自の工夫をところどころに感じてとても面白いです。水曜クラスは中学受験をするので今年で油絵が最後の子たちもいて、「もう終わりでいいでしょ?全部描いたじゃん!」という声に「この色入れたらすごい良くなるから!あとちょっとだから!」と粘って粘って完成しました。途中「もうこんなの出来ない」と投げ出しそうになった時もありましたが、最後まで頑張って描き切ってくれたと思います。みんな、お疲れ様!次の課題「宝箱」も楽しく制作していきましょう!!