珠乃 中3
赤尾です。毎回描くモチーフに明確なテーマと目標を持ち、納得行くまで取り組む珠乃ちゃん。
この絵に対する姿勢とこだわりは美大受験生の子たちも見習ってほしいと彼女と話したり作品を見るたびに感じます。
左の絵は「黒い布への挑戦」、右は「白い背景の中にある透明な瓶の質感を出すこと」を目標に進めました。
右の作品は瓶の透明感を出すことにすごく苦労していたようです。ですが珠乃ちゃんは諦めず、水が入った瓶の様子を描き切りました!途中で投げ出すことは絶対にしない珠乃ちゃんだからこそ、ここまでの作品に仕上げることができました。一年前に描いたものと比べても差が歴然と解るくらいの成長っぷりで、諦めず目標を持って取り組む姿勢の大切さを実感します。
またパッと見わからないですが、描きながらついた背景の汚れを隠すため最後に白い絵の具を全体に塗っており、画面隅々へのこだわりもさすがです!
次に挑戦するものは、「白い布のバックにある透明なガラス製品4種」という私もなるべくなら描きたくないような難しいモチーフにチャレンジするそう。でも従乃ちゃんならきっと投げださずにこだわりを持って作品を完成させてくれると思います。
彼女の今後がさらに楽しみになった2枚でした!!
月: 2011年5月
ブームを作る
今しがた田中&千野先生と飲んできたオバラです。新しいスタッフに学生クラスの授業を任せて、ドキドキしながら飲み屋で待機してたので、何杯飲んでも全くシラフです。これは悪酔いしなくていい!
と、どうでもいい話しをすみません。横瀬さんの水彩画をご紹介します。
ちょっと季節外れになってしまいましたが、雪の中の丹頂鶴の恋の舞の情景です。
友人が釧路の鶴センターで働く関係で、一度だけその季節に見に行ったことがありますが、実際の舞の様子は優雅というより、デカイし迫力あるしで怖かったです。「近付かないでね。」と念を押されましたが、そんなこと言われなくても「部外者は引っ込んでろ!」的な鶴の気迫(視線は鷹並み!)に負けて側に寄れませんでした。
きっと横瀬さんは本物を見たことがないと思います。この絵は甘く美しいロマンチックな部分だけをクローズアップして表現していますから。
でも絵はそれがいいんです。思わせぶりな絵は見ている人の心を刺激し、想像を駆り立ててくれます。冷たい雪が二羽のぬくもりで解けていきそうです。寒いはずなのに見事に熱い情景に変りました。
毎週私よりずっと早く来て外で待ちながら早目に切り上げるスタイルで通われていた横瀬さんですが、現在11人中6人が日本画を制作しているクラスで日本画を始めてからは、授業時間が過ぎても夢中になってしまう程ハマっています。日本画ブームを作ってよかったぁー!
水彩画をサクサク仕上げていた他の方も「日本画は絵を描いてるって気がしていいですねぇ!」と今までアトリエで何やってるつもりだったんですか?な発言を繰り返す位ハマって下さっていて嬉しいです♪
日本画ブーム、まだまだ広げますよー!
淡く澄んだ景色
どうも幸介です。本日紹介するのは、この春アトリエを卒業した中学生の生徒の作品です。彼女は3月にアトリエを卒業したんですが、塾の関係などで最後の作品を未完のままアトリエを終えることになってしまいました。しかし彼女にはアトリエに通う小学生の妹がいますので、自宅で完成させて、妹に持たせて僕らに完成を見せてくれたんです。感無量。
そもそもこの作品、ベニヤにクレヨンで描いているんですが、この技法、アトリエ歴の長い小学生&中学生クラスの生徒なら「ん?なんか聞き覚えあるな??」と思うかもしれません。それもそのはず、2006年(5年前!)に小学生クラスでやった課題なんです。この課題をもう一度やりたいと、彼女が選びました。
絵として、緑の美しさや印象派のような色彩の豊かさなど、魅力は多々あります。迷いの無い、澄んだ空気のとても気持ちのいい絵です。しかしそれらの魅力以上に、もう5年も見てるんだなぁと思うと、なんとも感慨深いものがありますね……自分も年取ったけど、彼らもこうしてどんどん育っていくのが不思議でなりません。
とにかく、良かった!とても大人しく、淡い色合いやパステルな色調が好きな彼女が、僕や小原先生のようなパステルのかけらもない講師のクラスに通ってくれたことに感謝です。
将来は美大志望!?との噂も耳にしていますので、いつかアトリエにカムバックしてくれることを期待しています!
田中幸介
途中経過も面白い!
酒井です。楽しかったゴールデンウィークが終わってしまいましたね。アトリエは今日からまた授業開始しましたので、ブログも今日から再開です!
今日は小学生クラスの油絵、途中経過を紹介しようと思います。油絵は描いたことがある方が多いと思いますが、下地の色を工夫するので途中の段階でも結構面白い絵になっているのです。一番最初の下塗り段階が左側、右側はその上に色を載せていった第二段階です。同じモチーフを描いたものでも、ずいぶん印象が変わりますよね。というのも、小学生クラスの子たちには、最初の下塗りの段階では、元のモチーフの「反対色」で全て塗って貰うことにしているからです。緑色のビンなら赤色に、黄色いレモンなら青色に、という感じですね。
普通に絵に色を塗っていく場合、真逆の色はなかなか使おうと思いませんよね。でも、ほぼ隠れてしまう下地に反対色を使うことによって、上に色をのせた時にもほんの少し覗く下地の効果で、とても味のある深~い色合いになるのです。小学生が描いたとは思えない、大人な色づかいだと思いませんか?
今日の写真はまだ全員途中段階のものですが、これからどんな風に完成に向かっていくのかドキドキです。素敵な作品が仕上がるのを楽しみにしていて下さいね!



